当店のポリシーは、同じ時間帯に2人以上のお客様の相手をすることなく、お一人ずつ丁寧に接客させて頂くことです。

 

これは、僕が独立する前に大きなお店で働かせてもらっていた時に感じていた”違和感”から来ています。

 

大きなお店では、担当者とアシスタントが組んでお客様を仕上げていきますが、アシスタントは同じ時間帯に何人ものお客様のシャンプーやパーマ、カラーなどを文字通り流れ作業でやる必要があります。

 

そのため、担当者がお客様に接するような丁寧さをアシスタントに求めるのは難しいことでした。

 

これは、接客の質が悪くなるだけでなく、技術的なムラが出ることの両面がありました。

そのため、私自身は気持ちよく接客ができていますし、お客さんもそのように感じてくださっていると思っています。

 

また、最近では安価な美容室も増えてきましたので、それなりの料金を頂く美容室としては当然のサービスであるという想いもあります。

 

これが、我が店の個性でありポリシーです。

 

しかし、1人では限界が有るのも事実です。若い美容師を育てる義務も有り日々模索中です。

 

 

当店の名前「アートマン(atman)」についてですが仏教系の大学に通う若者につけてもらいました。

彼は「我を見て無我でいてください、我を張らずにがんばってください。」というメッセージと共にアートマンという店名を送ってくれました。

 

色々の解釈が有ると思いますが、僕の中では「我を張らない」は「来る者拒まず、去る者追わず」に通じるところがあり大変気にいっておりヘアサロン経営のモットーとしています。